・7TH-425
・壁掛け式のトランジスタラジオ7TH-425です。直径が約30cmの円形をした7石使用のAM専用ラジオです。単1乾電池4本で動作します。電源のON/OFFは下部から出ている紐を引っ張ることにより行うことができます。ボリュームコントロールつまみと選局つまみが中央に配置されており、内側のつまみがボリューム、外側が選局用です。デザインの優れたラジオで、今でも高い人気があります。

・背面の写真です。単1乾電池は同方向に4本ならべて挿入します。上部にフックがついており壁にかけられるようになっています。

・リアカバーをはずしたところです。大きな1枚基板にうまく組み立てられています。上部にバーアンテナが配置されています。このバーアンテナは左右に15度程度回転するようになっています。壁にかけた時に方向が悪いと放送の受信感度が低下しますが、それを少しでもさけるための策でしょう。うまく考えられています。

・基板をはずしたところです。円形のスピーカが2個ついていますので、なかなか良い音で鳴ります。また、乾電池は単1を用いますので電池の交換もそれほど頻繁に行わなくてもよさそうです。基板と本体についているスピーカーとの接続はコネクタを介していますのでメンテがしやすいです。

・ラジオの基板です。ラジオ自体が大きいので基板の大きさにも余裕があり、ゆったりとした部品配置がなされています。下方に伸びている細い棒がバーアンテナを回転させるための棒です。

・別の角度から見た写真です。トランジスタラジオにしては大きな出力トランスやドライブトランスが付いています。パワートランジスタには小さなヒートシンクがつけられています。

・選局つまみとボリュームつまみです。ともにリバースペイントされており、格好がよろしい。

・リアカバーの内側に貼付されているシールです。回路図と部品配置がわかります。

・回路図の部分です。

・電池カバーの内側に貼付されている機銘板です。このラジオは壁掛け式という特徴のため、乾電池を入れっぱなしにしたままでラジオを聴かず長時間放置されていたためか、電池の液漏れが比較的多く見られるラジオです。本機も少し液漏れの跡があり、このシールも少し傷んでいます。

・リアカバーに刻印されています。

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