・9L-430S
・東芝の2バンドラジオ9L-430Sです。9石ラジオでSW/AMが受信可能です。このラジオの型名は9で始まっております。トランジスタを9石使用しているからなのでしょうか。昭和40年代前半のラジオだと思います。シルバーとゴールドが基調のアルミパネルは立体感もあり優れたデザインです。左下にある東芝の赤色のバッジがワンポイントアクセントになっています。当時のラジオでデザインが優れているものは各メーカーにいくつかありますがこれもそのうちの一つでしょう。正面右上にバンド切替スイッチがあります。右下にはトーンコントロールのためのスライドスイッチと電波の強さに応じて切り替えるDXとローカルの切替スイッチがあります。左端のつまみは電源スイッチ兼ボリュームです。このラジオの正確な発売時期、価格がわかりません。ご存知の方おられましたら、私宛に知らせていただけると助かります。

・右端に位置しているのがチューニングつまみ、上部に付いているのがバンド切替スイッチです。チューニングつまみは二つに分かれており、分厚いほうが同調つまみ、薄いほう(右側)はファインチューニング用のつまみです。後者のつまみを動かすとチューニング周波数がわずかに変化します。局発の周波数がほんの少しずらせるようになっています。短波受信時に威力を発揮します。

・右端にある電源兼ボリュームつまみの写真です。ダイアルスケールの短波の目盛りはキロサイクルとメーターバンドの表示をしています。

・内部の写真です。下部に白く見えているのは乾電池が入る筒です。単2乾電池4本で動きます。バリコンは3連です。トランジスタは全てカンタイプのものが使われています。バーアンテナは大変長く感度も良さそうです。残念ながら写真のバーアンテナは折れており、中央部がなくなっています。

・斜め横から見たところです。サイド下部の丸いつまみは電池ホルダーのフタです。

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