このページではテレビに関する修理記事や関連グッズを紹介しています(2008.04.29)

4.ポータブルTV用バッテリーパック(2008.04.29)
・ソニーの小型TV用のバッテリーパックです。電圧確認用のメーターが付いています。出力電圧は12Vです。


・メーター部分の拡大です。メーターの左側についている釦を押すとそのときのバッテリー電圧が表示されます。



・蓋を取った状態です。6Vの鉛蓄電池が2個入っており、直列に接続されています。



・バッテリーです。黄色の蓋をはずして水を入れるように記載されています。



・革のケースに入れたところです。ケースの下部からコードが出るようになっています。



・TV5-303と接続したところです。



3.KV-6020の修理(2003.05.31)




・ソニーの6インチ、ポータブルカラーテレビ:KV-6020です。本機はKV-6010の後継機です。6010はあまり見かけませんが,6020のほうは骨董市やオークションでたまに見かけます。安いとつい手が出てしまい、4台も集まってしまいました。先日使用していたところ、突然まったく映らなくなってしまいました。やはり、テレビは映ってなんぼですから、修理することにしました。



・修理するためにリアカバーをはずしたところです。手前右側に見えているのは電源基板です。左側に見えているのはチューナーブロックです。電源基板を調べたところ、スイッチング電源(DC-DCコンバーター)トランスをドライブしているトランジスタ2SC1316のC-E間ショートと、1次側AC100Vの整流後に入っている4.7Ω5Wのセメント抵抗の断線が原因で動作しなくなっている事がわかりました。


・左側のトランジスタが壊れていた2SC1316.真中のセメント抵抗が断線していた抵抗。右側のトランジスタは壊れた2SC1316の代わりに使用したトランジスタです(現在では2SC1316はサービスステーションに在庫はありません)。これらの交換で元通り動作するようになりました。






2.TV5-202の修理(2003.05.5)




・垂直方向に振幅が縮んでいます。



・修理するためにリアカバーをはずしたところです。手前に見えているのはカットコアトランスです。その下に取り付けられているセレン整流器が劣化しているようです。外部電源で動作させると特に問題はありません。整流器の出力電圧が落ちている模様です。


・取り出したセレン整流器です。オリジン製のブリッジ整流器です。


・代わりにシリコンダイオードを取り付けました。


・症状は直りました。


・正面下部のソニーロゴのめっきがはがれているのでホットスタンプで手直しを試みます。


・アイロンを使い、金属箔を転写しました。






1.KX-4M1の修理(2003.03.23)



KX-4M1は“プロフィール”というネーミングで一世を風靡したモニターテレビと同時代に商品化された4型のカラーモニターです。2系統の入力端子を備えています。このモニターTV用にチューナーVT-M1も商品化されました。上記の写真はKX-4M1とVT-M1です。

・女房が家事の合い間に見ていたところ、このような症状になってしまいました。水平同期がずれたような症状です。音声は別段おかしくありません。



・修理のためにカバーを開けてみました。ご覧のようにぎっしりと詰まっておりますが、ブラウン管および偏向コイルの占める割合が大きいようです。ブラウン管を挟んで上側の基板が偏向回路や高圧回路、下側の基板が同期分離、カラー同期、復調回路などを含む信号回路です。



・意外とサービスしやすく、このように基板を倒せるようになっております。同期分離回路周りの波形をオシロでチェックしたところ、同期分離回路の後のAFC回路に使用されているケミコンの容量抜けである事がわかりました。



・これが取り外したケミコンです。写真ではわかりづらいですが、電解液を封止しているゴムが少し膨らみ、リード線の周りに緑青のようなものがついています。電解液が漏れ出したのでしょうか。回路的にはリップル電流が多く流れる部分ではないと思われます。また、周囲に熱源は見当たりません。このモニターTVは何台か所有しており、他のモニターは異常なく動作しているため、単品の部品不良かもしれません。


・取り外したケミコンは33uF/16Vでしたが手持ちがなかったため33uF/25Vに置き換えました。交換後は問題なく映るようになりました。



メールはjnkei@yahoo.co.jpへ

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