Westinghouseの5球トランスレスラジオ。MODEL:H-188(2012.12.23作成)

・アメリカのウェスチング社製のトランスレス5球スーパー:H-188です。1949年ごろのラジオです。スピーカーグリルの模様やキャビネットの上部(屋根)の形状をみると、当時アメリカに住んでいた中国人をターゲットに設計したモデルでしょう。使用されている真空管(MT管)は12BE6, 12BA6, 12AT6, 50B5, 35W4です。50B5は電力増幅管で、低電圧動作でもパワーが出る真空管です。

・後ろから見たところです。キャビネットはベークライト製ですが、ひび割れも無く、良い状態を保っています。ULのシールが貼付されており、当時すでにULが機能していたことがわかります。

・底面にあるビスをはずすとループアンテナやスピーカーが一体になったシャーシが取り出せます。コンパクトにうまくまとまっています。背面に見えるのはループアンテナで、銅版を打ち抜いてループ状にし、背面のボードに貼り付けています。

・シャーシ内部の写真です。ブルーのケミコンが追加されていますがそのほかはオリジナルの部品だと思われます。矢印で示すコンデンサは劣化がひどく、これらを交換することにより、動作するようになりました。他のペーパーコンデンサも絶縁度が低下しているので交換したほうがよさそうです。

・ループアンテナのいちばん外側に1ターンだけループを追加し、外部アンテナとアース端子としてリード線が外部に出ています。内部の部品(ループアンテナ)とは絶縁されています。

・部屋を薄暗くしてラジオを動作させると、パイロットランプが文字盤を照らし、良い雰囲気が出ます。ループアンテナだけでも十分受信できます。


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