・LXG-107
・シャープのラジオ付きポータブル電蓄:LXG-107です。輸出用らしく長波も受信できるようになっています。見た目は普通のポータブルラジオです。

・斜めから見たところです。サイドについている少し大きめのつまみはプレーヤーの回転速度を微調整用です。

・後方から見たところです。

・裏蓋を開けるとプレーヤー部が現れます。LPとEP(ドーナツ盤)に対応しています。ピックアップはクリスタルカートリッジを使用しています。

・内部の写真(ラジオ部分)です。比較的長いバーアンテナが付いています。

・内部の写真(プレーヤー部分)です。モーター軸の回転を2個のプーリーでレコードに伝えます。2個のプーリーの高さが若干異なっており、内側のプーリーが低い位置にあります。したがってEPレコードをかけたときにはこのプーリーが接触し、回転を伝えますが、LP(30cm)の場合はもう一方のプーリー(外側にある)が接触することになります。モーターは同じ回転数で回っていても、どちらのプーリーでディスクを回転させるかにより回転数が決まってきます。したがって、30cm盤の45回転ディスクやドーナツ盤と同じ大きさの33回転ディスクは速度が合わず、うまく再生できません。

・ディスクを再生しているところです。


・BPG-707
・こちらは国内用として製造されたものです。オークションを見ているとたまにこの機種が出てきますが、一見ただのポータブルラジオに見えるため、普通のトランジスタラジオとして出品している業者もいるようです。プレーヤー部に気づいていないのかも知れませんね。プレーヤー部に及言していない場合、入札数も少なく安価に落札できます。

・背面の写真です。

・背面のカバーを開けたところです。

・内部写真(プレーヤー部分)です。上記のLXG-107とは異なり、モーター軸の回転を伝えるプーリーは1個しかありません。その代わり、モーター軸の太さが2段階になっており、モーターを軸方向に移動させることにより、プーリーの回転数を変化させ、ディスクの回転数を変化させる仕掛けです。したがって、再生するディスクにあった回転数(45rpmまたは33rpm)を選ぶことによりディスクの大きさによらず正しく再生できます。

・内部の写真(ラジオ部分)です。中波しか受信しないためか、バーアンテナの長さはLXG-107と比べて短いです。

・EPレコードをかけているところです。

・青色の筐体のモデルを修理したので一緒に写真を撮りました(2016.04.11)。

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