8. Sensitivity of BCL radios:

BCLラジオの感度測定に関してはいろいろ方法があると思いますが、ここではS/Nが10dBになるときの入力電界強度をS/N=10dB感度と定義して、以降のBCLラジオの感度比較を行ってゆこうと思います。感度測定の方法を図示すると下図のようになります。This method gives a relative sensitivity. It means that if the incoming noise is strong at a certain frequency and the receiver is not robust against the noise, you can't get good S/N on that point. However, in your location and noise surroundings, this is a very practical way. Now, first comes ICF-5900, one of my favorite.
1. ICF-5900
まずはBCLラジオでは最も人気の高い機種のひとつであるICF-5900をとりあげました。

入手時の感度と調整後の感度比較を行っています。この5900の修理記事はここに記載しています。測定時にSWバンドスプレッドダイアルはセンター(0の位置)に固定しています。5900の場合、経年変化により、スプレッドダイアルを+方向にまわしてゆくと感度が急激に落ちてゆく傾向がありますが、センター位置では5〜10dB程度の感度低下があるようです。なお、このグラフで、感度が平坦になっていないのは、拙宅の測定環境に起因するところが大きく、外来ノイズが多い周波数帯はS/Nが悪く出るため、このようなグラフになってしまいます。ちゃんとしたシールドルームがあれば、もっと正確な測定が出来るのですが、一般家庭だとこんなもんでしょう。使用環境下での感度ということでご覧になってください。このような測定であっても相対的な比較は可能で、それぞれの機種の傾向がわかります。When I got this radio, sensitivity was not good enough, especially when you rotate the SW BAND SPREAD dial to CW. I re-adjusted several points. This chart tells the sensitivity regained by the adjustment.


ICF-5900は複数台所有しているため、それぞれの感度を測定してみました。すべて調整済みのラジオです。少しはばらつきますが、ほぼ同じ傾向を示していることがわかります。SW2のバンドの感度が高いようです。


2. ICF-6800

Next comes ICF-6800. Red and purple lines show the sensitivities of two ICF-6800s. Characteristics are mostly the same. Far better than ICF-5900.


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