RCA VICTORのポータブル電蓄:New Orthophonicです。

・1957年ごろに作られたRCAビクターのポータブル電蓄:New Orthophonicです。16、33、45,78回転の4スピードに対応しています。クリスタルカートリッジを用いています。



・横から見たところです。持ち運べるように取っ手がついていますが、実際持ち運ぶと結構重たいです。


・上蓋を開けたところです。オートチェンジャーになっており、16センチ、25センチ、30センチのレコードを自動判別して演奏します。ドーナッツ盤にも対応しています。



・上蓋の内側に貼付されているエンブレムです。New Orthophonic High Fidelity。



・チェンジャー部分を取り出したところです。



・ターンテーブルを取り外したところです。ごく一般的な機構です。



・チェンジャーを底のほうから見たところです。ディスク判別や再生開始、ストップの機構がコンパクトにうまくまとめられています。



・アンプ部分です。使用されている真空管は50C5が2本(プッシュ-プル)と12AX7(位相反転と電圧増幅)が1本の合計3本です。ヒーターは直列点火、整流はセレンで行っています。シャーシーの上部に見えるトランスは出力トランスです。



・シャーシーの内部です。何個かコンデンサが交換されています。製造後60年ほど経過していますので容量が抜けたのでしょう。右下の青色の四角い数枚の板で構成されている部品がセレン整流器です。



・スピーカーは低音用に1個、高音用に2個用いられています。


チェンジャー動作の様子をYouTubeに載せましたのでお暇なときにご覧ください。デジカメ内蔵のマイクの調子が悪く、音がよくないですが、チェンジャーの動作はご覧いただけると思います。(音を小さくしてご覧ください)

・78回転レコード再生時の様子
・45回転レコード(ドーナッツ盤)再生時の様子

メールはjnkei@yahoo.co.jpへ

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