CRF-200
CRF-200 was released in October 1971 as WORLD ZONE 13.
1971年10月にワールドゾーン13という愛称で発売されました。定価は79,800円。ダブルスーパーヘテロダイン回路やフロントエンドにFETを採用するなど、SW受信にやっかいな混信、イメージ妨害に強くなりました。SW受信周波数は1.6MHz-26.1MHzをカバー、LW(150KHz-400KHz)も受信可能です。ダイアルは横行式でFMバンドとそれ以外(LW,MW,SW)との2針式になっていいます。


・後ろから見たところです。外部アンテナ端子はLW,MW,SW1、SW2-SW10、FMと3個に分かれていますが、INT-EXTの切り替えスイッチはありません。AUX-IN端子も装備しており、音の良いアンプとしても使えます。


・乾電池で使用する場合には単1乾電池を6個必要とします。電池ケースの脇には電源コードやイヤフォン等のアクセサリを収納可能なスペースもあります。


・リアカバーをはずしたところです。右下に電圧切り替えスイッチがあります。電圧設定により100Vから240Vまで、全世界で使用可能です。長波(LW)まで効率よく受信できるよう、長いバーアンテナを搭載しています。キャビネットは木で出来ております。


・シャーシーを本体から取り出したところです。右側の黒いプーリーの左横についている四角い箱はFMフロントエンドです。


・ダイアルスケールです。


・メイン基板です。セット本体の下部に位置しています。


・オーディオ基板です。中央についているトランスはドライバートランスで、出力はOTLのようです。最大出力は1.1Wです。このラジオの音が非常に良いので驚きました。ICF-6800よりも良いのではないかと思います。


・スピーカーは楕円形。クリアーな音が出ます。





・筐体の両サイドはアルミの枠で囲まれています。下部のつなぎの部分をよく見ると、少し隙間が開いているのがわかります。これは、理由があってわざと隙間をあけているのです。ちなみに、隙間をなくす(金属でショートさせる)とバーアンテナで受信しているときのMWの感度が若干低下します。


・CRF-230Bと大きさを比較しています。CRF-200も決して小さなラジオではありませんが230Bと比較すると小さく見えます。


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