TR-1000です
・1967年6月に21,000円で発売されたTR-1000です。当時の高級、高性能オールウェーブ受信機で、NHKの海外特派員は本機にNHK国際放送用のクリスタルをつけるように改造して国外へと旅立ったそうです。右側のチューニングつまみは2重になっており、外側が普通のチューニングつまみ、真ん中の小さなつまみがファインチューニング用です。短波受信時に威力を発揮します。取っ手の右側後方にロッドアンテナがあります。全長が1m前後はあるのではないかと思うくらい長いロッドアンテナです。単1乾電池4本(6V)で動作します。最大音声出力1300mWとかなり大きな音が出せます。小出力時の消費電流は約20mAと小さいほうでしょう。このデザインがベースとなったと思われる機種がこの後TFM-1000F、TR-2000、TFM-2000Fと続きます。


・後方から見たところです。乾電池の交換は2個のネジをはずし、リアカバーをはずして行います。


・正面左のボリューム・トーンコントロールつまみの拡大です。真ん中がボリューム、周囲がトーンコントロールつまみです。その下にあるのがライトスイッチで、左側にスライドさせるとダイアルライトが点灯します。


・内部の写真です。基板は3枚に分かれています。左側の基板が高周波〜IF・検波あたりまでの回路を含んでいます。この状態で調整できるようにトリマーコンデンサーが裏付けされています。


・箱から出したところです。付属品としてイヤホン、ポリッシングクロス、外部アンテナ線、乾電池ケース、取説があります。乾電池も付属していたはずですが、紛失しています。


・このような箱に入っていました。


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