ソニー製テープレコーダーを載せています最終更新:2015.01.02

MODEL 601 <2015.01.02追加>

・真空管式のテープレコーダー:MODEL 601です。3ヘッドの本格的テープレコーダーです。使用真空管は合計8本、スピーカーは高音用と低音用の2スピーカー、重さは実測で約21sと大きくて重く存在感のあるテレコです。現状、再生音が小さく、ハム音が大きい。早送りができない。また、録音ができないということで修理にやってきました。ネットで601を検索しましたが情報がありませんでしたので、正確な発売時期や価格は判りません。内部の使われている部品に印刷してある日付が昭和35年前半が多いことから本機は昭和35年(1960年)に製造されたものと思われます。


・右側面の様子です。頑丈な取っ手が付いています。


・後部(背面)の様子です。


・背面に貼付されている機銘板です。


・ケースの蓋を外したところです。トーンコントロールはBASS(低音)とTREBLE(高音)が独立にコントロールできます。本格的なVU計も付いています。装填可能なテープは7号リールまで。テープ速度は9.5cmと19cmの2スピードです。


・上部パネルを外したところです。テープカウンター用を除き、ゴムベルトは使用されておらず、すべてアイドラー経由で動力を伝達しています。この方式はゴムベルトが切れる心配はないのですが、経年変化でアイドラーのゴムが硬化してくると動作音がうるさくなってくることがあります。


・シャーシー本体を取り出し、スピーカーを背後から見たところです。



・取り出したシャーシーです。しっかりとした作りです。本機の不具合症状の一つに早送りができないというのがありましたが、原因は組み立てミスでした。前回修理した際の組み立て方に誤りがあったのです。まともに組みなおしたところ、早送りができるようになりました。


・シャーシーを正面から見たところです。


・シャーシーを背面から見たところです。


・シャーシー内部の様子です。山水の電源トランスを使用しているのが目立ちますね。ケミコンやフィルムコンが交換されているのがわかります。抵抗が1本焼損しています。チェックしたところ、交換したケミコンの半田付け不良が数か所ありました。半田付け時の鏝の温度が低すぎたか熱容量の小さい鏝で半田付けしたため、当時は何とか導通していたが熱的ストレスや振動等により接触しなくなったのでしょう。手直ししました。ケミコンの誤配線も1か所ありました。交換時に間違えたようです。焼損していた抵抗は交換しました。これで問題なく再生できるようになったのですが、録音しようとすると、録音ボタンがロックせず、また、録音ボタンを押している間も電気回路が録音側に切り替わらないことがわかりました。


・録音できない原因は本来付いているはずのメカパーツが欠落していたためでした。左側の写真の矢印で示す位置に本来は部品が付いているはずなのです。前回の修理の際に取り外し、付け忘れたのか、あるいは部品が壊れたので(鋳造品なので強い力が加わると割れてしまいます)取り外したのでしょう。仕方がないので1960年前後に作られた、同様の構造を持つテープレコーダーを捜しだし、そこから部品を抜きとることにしました。


・このテレコ(MODEL 362)も1960年ごろの製造、機構は同じなので、ここから部品を取り外して移植ました。修理完了後録音状態を確認しましたが、まともな録音ができます。当時のテレコも結構性能がいいですね。それだけちゃんと作ってあるということでしょう。何日か使用しないで電源を入れたとき、VU計が動かないときがあります。これはVU計内部に入っているセレン整流器の接触が悪くなっているためで、電圧ショック(電源ON後、数分のちに電源を切ると、その時のボッという音でVU計の針が振れ出すようになります)を与えると、正気に戻り、まともに動作するようになります。


・MODEL 602の回路図です。


きれいなテレコ、これもソニー製でしょうか (2011.01.03 追加)

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TC-K333ESA 2012.12.28追加

・ソニーのカセットデッキ:TC-K333ESAです。先日Mさんからプレゼントしていただきました。ソニーのESシリーズは物量を投入して作られていますので、いまどきの安物のDVDレコーダーなどと比べるとはるかに重いです。それだけに、大変安定した音が再生でき、安心して音楽が楽しめます。


・内部の様子を上から見たところです。3つの部屋に分かれています。右側はメイン回路ブロック、中央は電源回路とカセットの駆動メカ部分。左は制御回路ブロックと電源スイッチ部分です。それぞれのブロックをセパレーターで分けることにより、干渉を減少させると同時にシャーシーの強度もアップされています。


・右側のブロックです。基板が2枚構成になっており、上の基板が再生系の回路、下の基板が録音系の回路が載っております。それにしても豪華な回路です。


・中央部分です。大きなトランスが目を引きます。ミニコンポのトランスよりはよほど大きいと思います。電源が非力だとろくな音は出ません。


・左側のブロックです。メカデッキをロジックコントロールしており、そのための回路やテイクアップリールのトルク制御なども司っているようです。右下に見える小さな基板は電源スイッチの基板です。もちろん安心の1次側を切断するスイッチです。


・メカデッキ部分です。モーターが3個使用されています。


・リアパネルの入出力端子部分です。CDダイレクトINという端子も備えており、音質劣化を極力排除して録音できるよう配慮されているのでしょう。

昨日、久しぶりにカセットを聞こうとしたらOPEN/CLOSEしないし、再生もできなくなっていました。仕方が無いので分解・修理しました。

・カセットデッキ部分を取り出したところです。動作しない原因はゴムベルトが溶けてべとべとになり切れていたからです。オープンデッキの3モーターの場合は左右のリールモーターとキャプスタンモーターの計3個なのですが、本機はロジックコントロールでカセットの装填/吐き出しやピンチローラーの上げ下げを行っています。この動作のために専用にモーターが1個あてがわれているようです。この部分がおかしくなると、テープの早送り・巻き戻しは出来るのですが、取り出しや再生が出来なくなってしまいます。取り出せなくなるのがやはり困りますね。


・ベルトを交換しました(矢印で示すオレンジ色のベルト)。このベルトはゴム製ではない(一種のプラスティックか?)ため、経年変化に強いと思います。しかし、交換は結構面倒です。サービスガイドがあればわけなくできるのかもしれませんが手にいらないので試行錯誤で分解しました(サービスガイドが有ってもかなり大変かもしれない。。。)。交換後は無事動作するようになりました。

PT-3

・昭和30年ごろ、街の人たちの声を録音してきて放送するというスタイルの番組が流行し、これを漫画にした横山隆一氏の「デンスケ」が毎日新聞に連載されていました。デンスケが肩からテープレコーダーをかけて街頭インタビューを行い世の中を風刺するという漫画です。ソニーはこのタイプのテープレコーダーをデンスケという商標で登録し、ショルダータイプのテレコをデンスケと呼ぶようになりました。ソニーが創立50周年記念に発行した「源流」から引用しました。


・テープの駆動はぜんまい式で、正面右側にあるハンドルでぜんまいを巻き上げ、録再時の動力源としています。アンプ部分は真空管式のためヒーター用に単1乾電池を3個(並列接続)、+B電源用には67.5Vの積層乾電池を2個(直列接続)使用しています。筐体は部分的にアルミを使用していますが、鉄を使用しているところも多く、かなり重たい(9kg弱)です。したがって、上記の漫画の主人公「デンスケ」のテレコが空中に浮くように疾走するには大変な労力を要します。


・上蓋をはずしたところです。巻き取りリール(テイクアップリール)へのテープのかけ方は現在とは逆になっています。巻き取りは手回し式で巻き取る仕組みです。NHKのプレートが付いているところを見ると、NHKで使用されていたものでしょう。



EM-2

・ソニーの業務用(カタログには取材用とある)モノラルオープンテープコーダー:EM-2です。5号リールまで使用できます。肩にかけて街頭インタービューに活躍しました。「デンスケ」という愛称で呼ばれています。本機はMBS放送局で使用されていたようです。


・上部の写真です。


・正面から見たところです。左の円形つまみはボリュームコントロール、隣のつまみは録音・再生の切り替えスイッチです。中央のメーターの右横のスイッチはバッテリーチェック、レベル、バイアスなどのモニター切り替え用です。


・底面です。電池を挿入する扉があります。


・バッテリーを入れたところです。モーター駆動用に単1乾電池を8本、アンプ駆動用に単2乾電池6本使用します。バッテリーを入れるとずっしりと重たいです。


・業務用機器はメンテのしやすさで民生機器と比べ圧倒的に優れています。本機もメーター、ボリューム、コネクタ等、酷使により性能が劣化した場合にも短時間で交換可能なようにフロント両側の2本のねじを手で回すことにより簡単にパネルを開くことができます。


・リール駆動部分の写真です。


・デンスケを肩からさげたアッちゃんです。アッちゃんは1958年ごろの広告に良く出てくるマスコットです。



・カタログに載っているEM-2Aです。当時、ソニーの高級アンプ:TA-1120が88000円でした。


TC-250A

・ソニーのステレオ・オープンテープデッキ:TC-250Aです。7号リールまで使用できます。大変コンパクト、すっきりしたデザインです。先日Nさんからプレゼントしていただきました。


・上部に配置されている入出力端子の写真です。一番左は電圧切り替えプラグです。このプラグを引き抜き、電源電圧に合うポジションに挿入することにより、100Vから240Vまで対応できます。


・プラグを抜いたところです。対応可能な電圧が記載されたポジションとしては100V、110V、117V、125V、220V、240Vがあります。


・機銘板です。TAPECORDERはソニーの登録商標です。


・筐体の底板に貼付されているシールです。このシールによるとTC-250Aはコンソール組み込みタイプのデッキのようです。


・内部の写真です。最近のAV機器の造りとはまるで違います。大変お金をかけてしっかり作っています。また、丈夫にできています。現代のコストダウン最優先の機器とは比べ物になりません。安定した音が出るわけです。


・商品のしおりNo.51に載っている写真を掲載します。


・7号リールを装填しました。30年以上も前、私が学生だったころ、生協で購入したCO-OPのテープです。さすが、オープンテープは安定した音が出ますね。


TC-2860SD

・生録がはやった頃、これを担いで出かけた人も多いのではないでしょうか。右端にあるスライド式の録音レベル調整用ボリュームは結構使いにくいです。やはり回転式のほうが微調整がしやすく、機能的に優れています。


TC-3000SD

・黒はやっぱりカッコイイですね。


・四角い大きなメーターと同軸のボリュームが高級感を出しているように思います。ソニーのデザインはなかなかよろしい。


TCM-5000

・お気に入りのテレコの一つです。デザインも優れていると思います。





ウォークマンのコマーシャルビデオのカットです。懐かしいですね。


・初代ウォークマンTPS-L2(右)とウォークマン・プロフェッショナルWM-D6C(左)です。初代ウォークマンは発売されるとすぐに購入しました。途中でベルトが切れたため修理に出しました(1994年)がその後も問題なく動作しています。このウォークマンの良い所は、操作スイッチがメカニカルな釦のため(2代目以降は電子式のボタンになり、非常に使いにくくなった)再生時に早送り/巻戻しのボタンを半押しすると“キュルキュル"という音を聞きながら頭だしが出来ることで、語学の練習にはうってつけ。長年愛用していました。左側のWM-D6Cはクオーツロック・キャプスタンサーボ・ダイレクトドライブ採用のメカで大変高性能です。15年以上も前の商品であるにもかかわらず、現在にいたるも回転ムラもなく当時の性能を維持しているのはさすがです。


TC101
・ソニーのデープレコーダーTC101です。トランジスタと真空管を使用したハイブリッドタイプです。今でもなかなか良い音で鳴ります。

・駆動機構が見えるように上板をはずしたところです。製造後かなりの年月が経過していますが内部は結構きれいです。

・シャーシーを取り出し底部からみたところです。


・ソニーのオープンリールテープです。箱の中にはお客様ご愛用者カード(左上)とテープ価格一覧表(左下)が入っています。当時(昭和29年)7吋プラスチックベースのテープで1680円、同じく紙ベースのテープで990円しています。

・箱の中を開けると、片面(左側)にはテープの繋ぎ方が、もう一方にはテープのかけ方が記載されています。


・大学生のとき購入したソニーのTC-2130Aです。

・TC-2130Aの取扱説明書とPOPシールです。

・TC-2130Aのモーターはインダクションモーターのため、電源の周波数が変わると回転数が変化します。そこで、50Hz(関東)と60Hz(関西)の切替をプーリー径の変更で行っています。異なる地域に引っ越した時には、この図のように筐体を開けて、ゴムベルトを付け替えるようにとの説明が取説にあります。最近のセットはユーザーがネジをはずして中をいじることはまずありません。


メールはjnkei@yahoo.co.jpへ

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