古いもの、最近ほとんど使わなくなったものを載せています。ページの一番下にイヤフォンに関する記事を載せています。2006.07.01追加、更新
・PCM-F1
・PCMプロセッサー:PCM-F1です。12Vのバッテリーパック(NP-1)もしくは外部電源(写真の右側の箱)で動作します。VTR:SL-F1と接続することにより、音声を14ビットもしくは16ビットのPCM信号に変換してVTRテープに記録出来ます。
・正面から見たところです。大変格好のよいデザインです。
・天板をはずしたところです。後方にバッテリーパックが入っています上部に見えている基板はA/Dコンバーター、D/Aコンバーター、マイクアンプなどの回路が載っている基板です。銅めっきシャーシーが使われています。厚みは1mm程度ありそうです。
・フロントパネルを取り外したところです。このフロントパネルとリアパネルはアルミダイキャストで出来ており、最近の安っぽいプラスチックモールドとは一味違います。堅牢に出来ています。
・上部の基板を部品面から見たところです。当時はまだ、ディジタルフィルターを使用しておらず、アクティブフィルターの時代です。初代のCDプレーヤーに搭載しているものと同様な高次のアクティブフィルターが使われているものと思われます。
・上部の基板の下に配置されている基板で、電源部などの回路が載っています。
・底板をはずし、シールド板をはずすとこの基板が現れます。ビデオインターフェイス回路が載っています。右下の黒い箱は電源ブロックです。この中にDC-DCコンバーターが入っているのでしょう。
・プライスカードです。当時の価格で25万円しています。
・ソニーのリモコン
これは昔トリニトロンのテレビを購入した時にお店で頂いたものです。テレビには純正のリモコンが付属していましたので、販促物だと思います。電源のON/OFFチャンネル、音量がコントロールできます。普段はこれだけで十分です。
これはトリニトロンテレビに付属していたリモコンで、確か不思議リモコンという俗称だったと思います。真中のロールをくるくる回してメニューを選び、プッシュして決定するという大変使いやすいリモコンでした。最近のテレビに付属していないところをみると、かなりコストがかかっていたのではないでしょうか。
・ソニーのPCMプロセッサー:PCM-501ES
ソニーのPCMプロセッサーPCM-501ESです。ビデオデッキを利用してPCM音声を記録・再生することが可能です。ビデオテープはランニングコストがDATテープよりも安いため経済的です(場所を取りますが)。記録再生フォーマットはEIAJ(最近はJEITAと言うそうです)14ビットと16ビットをサポートしています。14ビットの場合はP,Qの2パリティによる強力な誤り訂正を行っていますが、16ビットの場合は14ビットとの互換性をもたせるため上記Qのエリアに15,16ビットを挿入しますのでその分訂正能力が落ちます。ただし、最近のVTRは性能がよいためか、ベータ-でもVHSでも長時間記録時でさえドロップアウトが気になったことはありません。
ビデオフォーマットに変換し、ビデオ信号としてVTRに記録します。したがってテレビに映し出すとこのような映像が見られます。
内部の写真です。右側の写真はアナログ信号処理部(A/D変換およびD/A変換部分)です。さすがESだけあってしっかりと作られています。当時はまだディジタルフィルターは一般的ではなかったようで大きなアクティプLPFブロックが載っております。
・テクニクスのプリアンプとメインアンプ
テクニクスの60A(メインアンプ)と70A(プリアンプ)です。つい最近まで使用していました。20年以上使用していたことになります。その間ノートラブル、ボリュームのガリも全くありませんでした。プリアンプはMC,MM両方のフォノ入力をもっており、MC入力時のS/Nも大変優れていました(入力換算ノイズレベルが-157dBVという低さ)。その他、音量ボリュームもフラットアンプの入力段と出力段に連動する形で入っており、小音量時にもS/Nの良い音が楽しめました。最近はサラウンドやビジュアルも楽しむことが多くなり、STR-V555ESを入手してからはこちらの出番はなくなりました。最近(2001.11月)北海道にお嫁に行ってしまいました。
・チューナー:VTX-1RとSAT-10R
ソニーのテレビチューナーVTX-1R(上)と衛星放送チューナーSAT-10R(下)です。VTX-1Rは初代プロフィールの発売に合わせて商品化されたテレビチューナーです。音声はスプリットキャリア方式を採用しているのでステレオ放送も2ヶ国語放送も大変歪み感の少ない音です。後継機にVTX-2R、VTX-3R(この機種は現在も我が家で稼動中)、VTX-5Rと続きます。SAT-10RはNHKが衛星放送の試験放送をはじめた時に商品化されたソニーの初代モデルです。IFモジュールが大変熱くなるため、上ケースに無数のスリットが空いていますがそれでも熱いです。大変性能の良い受信機でした。オーディオ回路も凝っています。当時はまだディジタルフィルターは使用されておらず、DACの出力は高次のLPFを用いて折り返しノイズを除去しています。このLPFはAモード用、Bモード用にそれぞれ独立したものを使用しており、かなりのコストになっていると思います。1984年4月発売。135000円でした。
・FSS用スライド
フライイング・スポット・スキャナー用のスライドです。いまどきこれを使ってテスト信号を送出することも無いと思いますが、20年程前までは信号源として活躍していました。
・Beta_Plus
“将来性のある人が好き”って聖子ちゃんが言うもんだから買っちゃいました。1984年。でもこの後HFR70が出たきり、それで終わりでした。Hi-Fiプロセッサーも購入しました。ステレオ放送や2ヶ国語放送がきれいに録音できるだろうと期待していたのですが、見事に裏切られました。このVTRに内蔵しているTVチューナーはインターキャリア方式で音声信号を取りだし復調するのでバズ音が結構耳障りでした。どうしても高音質で録画したいときにはスプリット・キャリア方式のVTX-1Rというチューナー(これはソニーが初代プロフィールと同時に発売したチューナーです)を引っ張り出して接続していました。
まず見ることのないBetaPulsのロゴ
1989年の新聞に載っていた広告と、ベータ-のテープです。テープのタイトルは“素晴らしきベータ-”と書かれているのですが、写真ではちょっと判りづらいですね。
・トーキングプレーヤー
長女が生まれたときに頂いたものです。紙に貼り付けてある磁気テープを読む機械です。キャッシュカードも読めますがノイズしか聞こえません。
一緒についていたトーキングカードです。今は亡きソニーの創始者:井深大の声も入っています。
・ソニー社員も知らない?ソニーの商品
“ビデオミニコンポ”という、わかったような,わからないようなネーミングでひっそりと市場に出ていたVCM-V1Cです。持っている人は少ないと思います。ところが結構これが優れものなのです。HiFi-VTRとミニコンポが一体化されただけといえばそれまでですが、一体化されたために(私にとっては)便利な機能がありました。それはVTRにAM/FM(ともにステレオで)をプログラム録音できることです。VTRのタイマー予約と同じ要領で1ヶ月先までテレビ/ラジオ番組混在で何通りもの番組予約が出来ます。FMの長時間番組もテープの残量を気にせずに録音できますし、短い、定期的な番組を録音するにも便利です。ラジオの場合、テレビの録画とは異なり音声だけを録画(録音)するので、再生したとき画面はどうなっているのかというと、実は画面には録音時の受信周波数、年月日と記録中の時刻(時分秒)が録画されているのです。これは頭出しにとても便利です。また、当然ですがテレビ番組を録画しながらFM放送やビデオCDを聞く(見る)ことも出来ます。
内部です。一番上の大きな基板がメイン基板でTVチューナーもここに乗っています。この写真では見えませんが右側にはCDのサーボ回路やDAC、ビデオCDのデコーダー回路がのった基板がついています。左側上段に見えている基板は電源基板です。この奥に電源トランスが入っています。最近のほとんどのVTRはスイッチング電源で動作していますが、本機はシリーズ電源です。中段に見える黒いブロックはVTRです。もちろんVHS-HiFiです。後部にメインアンプ基板があり、ヒートシンクが後ろに出ています。下段は5枚CDチェンジャー(ソニーではマジック・チェンジャーと呼んでいる)です。静かな部屋だとディスクチェンジ時の音が少しうるさいです。
こんなカートンに入っていました。CD-Gにも対応しています(ディスクがないので確かめていませんが)。カラオケ機能も充実していてマイク入力2本、キーコントロール、ボーカルキャンセル機能まで付いています。その他,AVミックス機能とかで、TVやVTRの画を出しながらラジオやCDの音を聞くといったことも可能。また、感心した機能に、CDのタイマーREC機能があります。夜遅くCDをレンタルしてきたけれど今録音すると動作音がうるさくて眠れない。ぐっすり寝入ったところで録音開始(誰がこんな使い方するかっ!)という時、と〜っても便利だとは思いませんか??組み合わせ可能な機能は全て使えるぞといったところでしょうか。システムソフトを設計された方、デバッグが大変だったでしょう。
・ヘリコンポ
ソニーのレコードプレーヤー:PS-Q7です。ヘリコンポという愛称が付けられていました。筐体からはみ出して回転するディスクがヘリコプターを連想させるところからきた名前でしょう。プレーヤー自体は飛びませんが、音が飛びます。つまり、FMステレオトランスミッターを内蔵しており、背面についているロッドアンテナを立ち上げると、先端が赤く光り電波が出るようになっています。FMラジオやチューナーで受信します。また、本体にヘッドフォン端子や、フォノ出力端子もあります。
カバーを開けたところです。30cmLPも再生できます。この写真は45rpmのドーナッツ盤を乗せたところです。プレーヤーはディスクのサイズと回転数をセットすればオートスタート・オートリターンが出来ます。
・ビクターの犬:ニッパー君
今から十数年前、ビクターの商品を購入すると、もれなくこの犬の置物が付いてきた時期がありました。お店の人と仲良くなると、商品を購入しなくても犬だけもらえました。
このマークの原画は1889年に英国の画家フランシス・パラウドによって画かれました。彼の兄は“ニッパー”と呼ぶ非常に忠実なフォックステリヤを可愛がっていました。兄がなくなった後、かつて吹き込まれた兄の声が入ったレコードをかけたところ、懐かしい主人の声に聞き入っているニッパーの姿に打たれ、パラウドはこの絵を画いたとのことです。
・イヤホンあれこれ
メールはjnkei@yahoo.co.jpへ
・・・・・もどる・・・・・